小説 高橋是清 第40話=板谷敏彦
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日本に特許法を確立するべく米英仏独各国の視察旅行に出て1年、先進的な業務を学び、社交を楽しみ、数々の思い出を刻んだ是清はロンドンから香港経由で帰国の途についた。
第40話 鹿鳴館時代
是清は新橋駅まで迎えに来た杉山会計局長とともに馬車の中の人、帰宅して旅装を解く間もなく農商務省へと向かった。
残り2650文字(全文2802文字)
週刊エコノミスト
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