教養・歴史書評

元号は国民と共に 令和時代は文化国家へ=井上寿一

     新しい元号は令和と決まった。5月1日から令和の時代が始まる。所功・久禮旦雄・吉野健一『元号 年号から読み解く日本史』(文春新書、1000円)が巻末に「日本の年号候補・未採用文字案」を載せている。「令」の字が用いられているのは、「令徳」の1例だけである。「令和」は候補に入っていない。

     同書を取り上げるのは、新元号の予想がむずかしいことを示すためではない。元号は国民とともにあることを確認したいからである。

     元号の存続は自明ではない。同書によれば、元号は1960年代から70年代にかけて危機に陥っていた。当…

    残り640文字(全文893文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,000円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    7月2日号

    老後2000万円貯める! おまかせ投資16 高まるアクティブ人気 中小型株は「宝の山」 ■稲留 正英/吉脇 丈志18 投信の「迷信」を斬る! 危うい「インデックス信仰」 “本格志向”投信の選び方 ■中野 晴啓20 開示資料は情報の宝庫 投信と長く付き合うための“五つのP” ■竹川 美奈子22 外国株 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    最新の注目記事

    ザ・マーケット