教養・歴史書評

『外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?』『アダム・スミスはブレグジットを支持するか?』『悪のAI論』『ヴィオラ母さん』

『外国人労働者・移民・難民ってだれのこと?』 内藤正典著 集英社 1600円

 戦争や貧困から逃れて外国に移動する人ばかりでなく、さまざまな理由でいまや国境を越える行為は世界的な動きになりつつある。そんな中、日本の受け入れ態勢はどうなのか。私たちは移民と難民、外国人労働者の違いもよく理解しておらず、このままでは異文化共生などおぼつかないと著者はいう。そもそも日本政府は外国人に対してどんな措置を取っているのか、世界の実態といかに乖離(かいり)しているのかなど、現在の課題を整理しようとする意欲作。(K)

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