新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 論壇・論調

欧米に忍び寄る「日本化」 低成長、低インフレに危機感=岩田太郎

米国にも「日本化」が波及するのか(Bloomberg)
米国にも「日本化」が波及するのか(Bloomberg)

 恒常的な低成長、低金利、低インフレが続く経済状態である「日本化(ジャパニフィケーション)」がユーロ圏で顕在化するなか、やがて米経済にも波及するのではないか。米経済論壇で改めて日本化に注目が集まっている。

 きっかけは、3月上旬に米資産運用会社ピムコ、米金融大手バンク・オブ・アメリカ、仏金融大手ソシエテ・ジェネラルなどが、ユーロ圏の日本化が進行中であるとの調査を相次いで発表したことだ。

 米ピーターソン国際経済研究所のアダム・ポーゼン所長は4月6日付の米ブルームバーグの記事で、「欧州の日本化のリスクは差し迫ったものであり、非常に懸念を覚える」と述べた。

残り1078文字(全文1355文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事