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独の大企業にデジタル化の波 米中の実用化先行に懸念も=熊谷徹

    ロボットアームで塗装するフォルクスワーゲンの工場(Bloomberg)
    ロボットアームで塗装するフォルクスワーゲンの工場(Bloomberg)

     今年も4月1~5日、世界最大の工業見本市ハノーバーメッセが開催され、見本市の主要テーマである「インダストリー4.0(I4.0、製造業の革新)」とAI(人工知能)についての報道が目立った。例年通りデジタル化の重要性を指摘する論調が多かったが、中には米国や中国に対する遅れを懸念する声もあった。

     I4.0技術の活用が最も進んでいるのは、大企業である。ドイツの経済日刊紙『ハンデルスブラット』は3月27日付の電子版で同国の大手機械メーカー・ボッシュのR・ナヨルク工業機械部長の「我が社は過去4年間にI4.0関連の製品やサービスから15億ユーロの売上高を記録した。2022年にはI4.0関連の年間売上高を10億ユーロに引き上げることを目指している」というコメントを掲載した。

     さらに同紙は3月31日付の紙面で「フォルクスワーゲン(VW)は、アマゾンとシーメンスと協力し、122カ所の工場やサプライチェーンをインターネットで接続することにより、コストを毎年数億ユーロ削減することを計画している」と伝えた他、4月2日付の電子版では「BMWはマイクロソフトの支援を得て、製造プロセスで使われるソフトウエアを一本化し、工場のスマート化を加速する」と報じた。

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