新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 アートな時間

舞台 2019年6月歌舞伎鑑賞教室 神霊矢口渡=小玉祥子

お舟の中村壱太郎(国立劇場提供)
お舟の中村壱太郎(国立劇場提供)

強欲な父から愛する落人を守る娘 江戸の鬼才、平賀源内の代表作

 発明家、科学者として活躍した万能の天才、平賀源内が福内鬼外(ふくちきがい)の名で筆を執り、明和7(1770)年に江戸で初演された人形浄瑠璃「神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)」は、「太平記」が描くところの南北朝期の争乱に題材をとった作品である。

 後に歌舞伎化もされ、とりわけて全五段の四段目「頓兵衛住家(とんべえすみか)」は、今日まで繰り返し上演される人気場面となった。6月の国立劇場大劇場の「歌舞伎鑑賞教室」で、その「頓兵衛住家」が、中村鴈治郎(なかむらがんじろう)、中村壱太郎、中村虎之介らにより、上演される。

残り917文字(全文1206文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事