アメリカ 保守論客のメディア批判、人気の理由=冷泉彰彦
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保守派によるメディア批判といえば、何と言ってもトランプ大統領が筆頭格だろう。2016年の大統領選挙を通じて、CNNや『ワシントン・ポスト』といったリベラルなメディアを罵倒し続けて、支持者から喝采を浴びたのは記憶に新しい。当選直後には、『ニューヨーク・タイムズ』の幹部をトランプタワーに呼びつけるというシーンもあった。
では、当選して政権を奪取したことで、大統領やその支持者のメディア批判は沈静化したのかというと、そうではない。CNNや『ワシントン・ポスト』の流す報道は「フェイクニュース」だというプロパガンダはむしろ激化している。
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