米大手タレント事務所が上場へ ネットが加速するエンタメ再編=志村一隆
有料記事
米国タレント・エージェンシー(タレント事務所)大手のウイリアム・モリス・エンデバー・エンターテインメント(エンデバー)が2019年5月23日、米国証券取引委員会に上場目論見書を提出した。今年秋にもナスダックへ上場する予定だ。現時点で公開価格は未定である。
ハリウッド映画を中心とする米エンターテインメント業界で、多数の人気俳優のマネジメントを仕切る大手タレント事務所の影響力は大きいが、その多くは非上場企業である。エンデバーが上場を決めた背景には、インターネット動画配信事業者の台頭や、動画サイトのユーチューブで活動する「ユーチューバー」など「個人メディア」の拡大、大手映画会社の合従連衡などの環境変化がある。
残り2342文字(全文2648文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める