「ベスト」な同日選を見送り 解散は最速で11~12月?=高塚保
有料記事
東京・飯田橋のホテルグランドパレス。読売新聞グループ本社の渡辺恒雄主筆がよく利用するホテルだ。6月17日夜、同ホテル内の日本料理店「千代田」で待つ渡辺氏を訪れたのは安倍晋三首相だった。
渡辺氏は常々、衆参同日選に踏み切るよう首相に求めてきた。だが、新聞・テレビの報道では、同日選見送りの方向と伝えられていた。渡辺氏の心情は穏やかではなかったかもしれない。自民党関係者は「この日も、渡辺氏は首相に同日選を行うよう進言したようだ」と語る。
首相が渡辺氏と会食したことで、永田町には「同日選があるかもしれない」との観測も流れたが、すでに首相の気持ちは「見送り」で固まっていた。首相官邸関係者は「首相の気持ちを渡辺氏も理解してくれたようだ」と語る。
残り1688文字(全文2009文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める