経済・企業挑戦者2019

FINE 加藤ゆかりCEO ブランドを外して服を再販

撮影 武市公孝
撮影 武市公孝

 日本では年間100万トンの服が廃棄されていると言われる。アパレルの在庫を買い取って、ブランドイメージを損なわないように、タグを付け替えて販売する新しい売り方が受け入れられている。

(聞き手=藤枝克治・本誌編集長/構成=下桐実雅子・編集部)

 アパレルのブランドやメーカーの在庫を買い取り、再販しています。ブランド名の表示を外して「Rename」(リネーム)という名前のタグに付け替え、自社サイトや通販サイト「ロコンド」内で再販しています。

 国内の縫製工場などで、襟のブランド名や下げ札だけでなく、メーカー名が書いてある洗濯表示も作り直して付け替えます。これらを3~7割引きぐらいの価格で販売しています。価格帯は2000~1万5000円ぐらいで、レディースが8割。女性ものはブランド数、生産量が多いため、在庫が残りやすいのです。

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週刊エコノミスト

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