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インタビュー 太田純 三井住友フィナンシャルグループ社長 「キャッシュレス決済の基盤を作る」

 決済が銀行の専売特許だったのも、今は昔。内外のIT企業が金融ビジネスに参入する激動期にメガバンクはどうするのか。4月に社長に就任した三井住友フィナンシャルグループ(FG)の太田純氏=写真=に聞いた。

(聞き手=浜條元保/岡田英・編集部)

── 来期からの中期経営計画で注力する分野はどこか。

■成長を担うのは、国際分野だ。ただ、これまでアセット(資産)を伸ばしてきたが、無尽蔵には伸ばせない。採算、収益性を高めていく。そのために今、アセットの入れ替えをやっているところだ。

 国際分野に限らず、すべての分野でビジネスモデルの根本的な見直しをしている。例えば、国内リテール(個人営業)でトップライン(営業収益)を伸ばしていける状況にはない。そこで、いかに損益分岐点を引き下げるかが大事だ。

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