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国際・政治 東奔政走

「安倍・菅コンビ」で1人区3勝8敗 求心力維持に解散“やるやる政権”=伊藤智永

「日本の明日を切り拓く」というキャッチフレーズを覚えている人がどれだけいるか(7月21日、自民党本部で)(Bloomberg)
「日本の明日を切り拓く」というキャッチフレーズを覚えている人がどれだけいるか(7月21日、自民党本部で)(Bloomberg)

 論戦も投票率も低調だった参院選から約1カ月。政局が夏枯れの間に、選挙で示された長期政権の現状を再点検することは、秋以降の政局を見通すのに役立つ。

 政権の体力は明らかな下り坂に入った。安倍晋三首相は国政選挙6連勝。今週末の8月24日には、大叔父の佐藤栄作元首相を抜いて、通算在任日数が史上2位に達する。内閣支持率はおおむね5割程度を維持し、後を脅かす強力な「ポスト安倍」候補はいない。表面上は安定しているように見えるが、それでも政権の賞味期限切れは確実に近づいている。

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