新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 東奔政走

安倍外交にみる長期政権の閉塞感 「武器爆買い」でゆがむ装備体系=平田崇浩

 長期政権の晩期に入る閉塞(へいそく)感とでも言えようか。参院選の勝利後、たっぷり夏休みをとった安倍晋三首相は9月の内閣改造・自民党役員人事で政権運営に弾みをつける算段のようだが、国民に向けて訴えかける前向きな政策課題が見当たらない。これではなかなか期待感も盛り上がってこない。

 自民党が参院選公約の冒頭に掲げたのが「力強い外交・防衛で、国益を守る」だった。

 首相は早速、8月24日から仏ビアリッツで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席。9月上旬にはロシア・ウラジオストクで開かれる東方経済フォーラムに出席し、プーチン露大統領と会談する。9月下旬には国連総会。外交日程が目白押しだ。

残り1804文字(全文2101文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事