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週刊エコノミスト Online 東奔政走

投票率「翔んで」埼玉制した野党 立憲・国民“統一会派”の先=人羅格

野党連携に弾みをつけた埼玉知事選。県選管の投票率アップ作戦も注目を集めた(埼玉県庁で8月8日)
野党連携に弾みをつけた埼玉知事選。県選管の投票率アップ作戦も注目を集めた(埼玉県庁で8月8日)

 暑さもやっと峠を越したようだ。政界の関心は秋の内閣改造・党役員人事にある。

 外交は日韓関係の悪化に揺れるが、国内も政権に不安要因がないわけではない。とりわけ、埼玉県知事選(8月25日投開票)の敗北は与党に冷や水を浴びせた。

 上田清司知事の後継争いは4野党が共闘支援する新人の元参院議員、大野元裕氏(55)が自民、公明推薦のスポーツライター、青島健太氏(61)を制した。約5万7000票差の接戦だった。

 埼玉は「埼玉都民」と呼ばれるように住民意識が薄く、過去2回、知事選は投票率が2割台に低迷した。それだけに組織力に勝る青島氏有利とみられていた。

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