週刊エコノミスト Onlineコレキヨ

小説 高橋是清 第64話 大食副総裁=板谷敏彦

    (前号まで)

     日清戦争後の好景気は続かず政府は日銀に対し公定歩合の引き下げを迫る。ところが日銀総裁岩崎弥之助は応諾せず辞任、後任人事が紛糾する中、是清に副総裁の声がかかる。

     明治32(1899)年3月1日、是清は副総裁となって初めて日本銀行本店に出勤した。本店建築現場の事務として臨時の雇われになってからわずか7年での栄達である。

     日銀ストライキ事件を経て刷新された重役会は山本達雄総裁、高橋副総裁、三野村利助理事の3人で開催され…

    残り2597文字(全文2812文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    2月25日号

    契約のルールが変わる 民法改正16 経済活動の規律が一変 4月施行のインパクト ■市川 明代19 インタビュー 潮見佳男 京都大学大学院法学研究科教授 120年ぶり改正の意義 「市民に分かりやすく社会に生きた民法に」第1部 債権法編21 ココが大事1 「契約」が変わる ケース別で解説 改正の重要ポイ [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ PR

    最新の注目記事

    ザ・マーケット