NEWS 英がEU離脱の新提案 EUは受け入れに慎重姿勢 英政府は「強行離脱」キャンペーン=増谷栄一
有料記事
英国がノーディール・ブレグジット(合意なき離脱)を回避できるかはEU(欧州連合)の対応次第となってきた。英国のジョンソン首相が10月2日の与党・保守党大会で、離脱条件の新提案を発表したのを受け、英国内では連立与党の北アイルランド・民主統一党や首相と対立していた保守党内の造反議員らが首相支持に回り、賛成多数で議会の最終承認が得られる見通しが出てきたからだ。
EU離脱をめぐっては、英領の北アイルランドと地続きのアイルランド(EU加盟国)との国境の扱いが焦点。メイ前政権は英国がEUの関税同盟に事実上とどまる「バックストップ(安全策)」を受け入れたが、新提案は英国全体がEUの関税同盟から離脱し、北アイルランドとアイルランドの国境での税関チェックは簡略化するというもの。
残り630文字(全文965文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める