週刊エコノミスト Online書評

『MMT 現代貨幣理論入門』 評者・田代秀敏

    著者 L・ランダル・レイ(バード大学教授兼レヴィ経済研究所上級研究員) 監訳 島倉原 翻訳 鈴木正徳 東洋経済新報社 3400円

    話題の新理論を提唱者自ら述べた決定版

     MMT(現代貨幣理論)の提唱者が自ら著した「バイブル」が本書である。

     冒頭で、「(ある人の)金融資産は、他の誰かの金融負債である」というMMTの第1原理が示される。これを議論で使うために、「国内民間収支+国内政府収支+海外収支=0」という恒等式が、微に入り細に入り(あるいは執拗(しつよう)に)論じられる。

     この恒等式により、もし政府収支が赤字(黒字)である場合には、民間収支か海外収支かのどちらか、または…

    残り939文字(全文1225文字)

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