米レポ金利高騰の裏に潜むリスク=市岡繁男
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米中貿易戦争が長期化し世界経済は同時減速となりつつある。その一方で内外の株価は堅調に推移し、なかでも米国株は今年7月の高値を更新する勢いだ。だが、その株価パターンは「拡大三角形」と呼ばれるもので、チャート分析では新高値更新後の急落が暗示されている(図1)。
実際、米短期金融市場では今、そんな予測を裏付けるような事態が進行中だ。9月中旬以降、レポ金利(短期国債等を担保とする銀行間の資金貸借取引)が急騰しており、ドル資金の取り入れに窮す銀行があるよ…
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週刊エコノミスト
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