テクノロジー図解で見る電子デバイスの今

有機系太陽電池の普及が始まる IoT市場へ日本メーカー参入=松永新吾/36

    (出所)各種資料を基に筆者作成
    (出所)各種資料を基に筆者作成

     太陽電池(PV)にはさまざまな種類があるが、現在の主流は結晶シリコン太陽電池である。2017年には100ギガワット(1ギガワットは100万キロワット)以上の太陽電池モジュールが生産された(国際エネルギー機関調べ)が、その大半が結晶シリコンである。

     一方で、次世代の太陽電池として、色素やポリマー、電解液、炭素材料といった有機材料を用いた「有機系太陽電池」の開発が進んでいる。安価な樹脂基板に印刷プロセスで成膜でき、真空装置のような高価な製造装置が不要なことから、安価な太陽電池として普及が期待されている。大きくは「色素増感太陽電池(DSC)」と「有機薄膜太陽電池(OPV)」に分類される。最近では有機無機ハイブリッドの「ペロブスカイト太陽電池(PSC)」も世界中で開発が加速している。

    残り2925文字(全文3268文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    12月17日号

    勝つ負ける地銀ランキング18 弱まり続ける「稼ぐ力」 “利益率かさ上げ”のツケ ■大堀 達也/吉脇 丈志19 最新 地銀全103行収益力ランキング23「粉飾倒産」でヤケド負う ■編集部24 東証改革 時価総額500億円未満が1部市場に31行 ■編集部27 “無風”の減益 「益出しのネタ」尽きる “苦 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ PR

    最新の注目記事

    ザ・マーケット