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クラシック 東京・春・音楽祭 2020 来春、5週間連続で豪華な祭典 東京・上野の桜の森で堪能=梅津時比古

東京春祭ワーグナー・シリーズ 今春2019年の《さまよえるオランダ人》 写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳 聡
東京春祭ワーグナー・シリーズ 今春2019年の《さまよえるオランダ人》 写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳 聡

 年末を通り越して来春に思いをめぐらそう。

 東京・上野の花盛りと共にやってくる「東京・春・音楽祭 2020」の概要が発表された。期間は2020年3月13日から4月18日までの5週間超。会場は、華やぐ上野の桜の森の一帯。東京文化会館をはじめ、上野に集まるさまざまな美術館、博物館、ホール、ラウンジなどあらゆる「場」を用いて、オペラ、オーケストラから室内楽、歌曲まで、絢爛(けんらん)豪華に、そしてしっとりと繊細に、音の饗宴(きょうえん)が繰り広げられる。

「東京・春・音楽祭」といえば、まずワーグナーの楽劇を思い浮かべる人も多いに違いない。映像と字幕付きのワーグナー・シリーズは、一般的な演奏会形式とは全く異なり「新たな演習」とも言える趣向を凝らした舞台を見せてくれる。

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