米長期金利を動かす中国=市岡繁男
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1981年以降、米長期金利が10年(520週)移動平均に近づくたびに株価は暴落してきた。87年のブラックマンデー、2000年のITバブル崩壊、08年のリーマン・ショック、そして昨秋の株価急変がその事例である(図1)。
10年移動平均とは、米長期債を継続的に購入する機関投資家の平均コストなので、その水準以上になると保有証券は含み損を抱えることになる。実際、昨年10月時点は、長期金利(3・2%)が10年移動平均(2・5%)を上回ったので、大手米銀は自…
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週刊エコノミスト
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