教養・歴史アートな時間

美術 ゴッホ展 ハーグ派と印象派 人生を変えた二つの出会い=石川健次

    フィンセント・ファン・ゴッホ 《麦畑》 1888年6月 油彩、カンヴァス 50×61cm P. & N. デ・ブール財団 (c)P. & N. de Boer Foundation
    フィンセント・ファン・ゴッホ 《麦畑》 1888年6月 油彩、カンヴァス 50×61cm P. & N. デ・ブール財団 (c)P. & N. de Boer Foundation

     37歳で亡くなったフィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜90年)が、画家として活動したのは10年に過ぎない。画商を志すも解雇され、オランダのアムステルダム大学神学部へ入学を目指すも挫折、伝道師になろうとして資格を得られず、と紆余(うよ)曲折の末に迎えた27歳の夏、画家として生きる決意を固め、独学で学び始めた。

     鮮烈な色彩で魅了するオランダ生まれのファン・ゴッホが残した作品は油絵が約850点、素描は約1000点に上る。唯一無二の表現へ行き着くまでのわずか10年の間に、実はその人生を、芸術を変えた二つの大きな出会いがあった。稀代の画家へと変貌してゆく転機となった二つの出会いを軸に、本展はその画風の変遷と魅力に迫る。

    残り949文字(全文1260文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月9日号

    指標で先読み 米国経済14 消費者心理は底入れ 株の「先高」示唆か ■種市 房子18 ISM指数 企業景況感を速報 製造業不況 コロナ前に顕在化 ■馬渕 治好20 企業向け貸し出し 資金繰り需要を反映 政策後押し 30%増 ■丸山 義正21 PER(株価収益率) 株の割高感示す 企業利益2割上振れ期 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット