資源・エネルギーワシントンDC

米中摩擦、重要鉱物資源にも戦線拡大=川上直

貴重な国内採掘場だが、精製はできない(カリフォルニア州)(Bloomberg)
貴重な国内採掘場だが、精製はできない(カリフォルニア州)(Bloomberg)

 米国はハロウィーン(10月31日)、サンクスギビングデー(感謝祭、11月第4木曜日)、クリスマスと毎月のようにイベントが続くホリデーシーズンの真っ最中だが、華やいだ雰囲気とは無縁なのが米中摩擦だ。貿易以外のさまざまな分野に戦線が拡大しており、重要資源も例外ではない。重要資源の中でも、筆者が最近注目しているのはレアメタル、レアアースなどの重要鉱物資源だ。当地では「クリティカル・ミネラルズ」と呼ばれることが多い。

残り1090文字(全文1297文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月3日号

金利ある世界18 長期金利の居場所の探り合い 10年国債が主役に復活する日■稲留克俊21 絶えざる資産インフレとデフレ■水野和夫22 ドル・円 米金利上昇で景気失速、金利低下 1ドル=130円の円高を目指す■吉田恒24 日本株 企業に生じた「インフレ利得」 「マイナス金利」が追い風に■黒瀬浩一27 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事