映画 ロング・ショット/僕と彼女のありえない恋=芝山幹郎
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国務長官と短慮な男の恋 「強い女」の先にはなにが?
シャーリーズ・セロンが演じるシャーロットは、次期大統領を狙う国務長官だ。セス・ローゲンが扮するフレッドは、元気だがおっちょこちょいのジャーナリストだ。
シャーロットは、美貌とオーラが光り輝く。エリート中のエリートで、まっすぐに歩けばだれもが道を空ける。一方のフレッドは、見た目からして伸び放題の雑草という感じだ。よくいえば一本気だが、思慮に欠ける言動が目立つ。短気で喧嘩っ早く、後先を見ずに行動する。
実は、ふたりは幼馴染だった。16歳のシャーロットは、フレッドが13歳のころのベビーシッターだったのだ。しかもフレッドは、彼女にキスされて股間を硬くしてしまった過去がある。
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