大豆相場は米中摩擦の先行指標=市岡繁男
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中国の2019年1~10月の米国からの輸入額は前年比25%減の1001億ドルだった。なかでも対米輸入額の押し下げ要因となったのは大豆である。これは中国が昨年、トランプ米大統領が実施した輸入品関税措置に対抗し、米国産大豆に高関税を課したからだ。
中国の大豆自給率は1割しかなく、不足分は輸入に頼らざるをえない。その輸入先は長らく米国が最大で、一時は全体の5割を占めていた。また米国にとっても中国は大豆の重要な輸出先であり、17年までは全体の6割を占める…
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週刊エコノミスト
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