国際・政治東奔政走

英保守党の圧勝を横目に政権にくすぶる「1月解散」説=人羅格

臨時国会閉会後、記者会見を終えて退出する安倍晋三首相(左)。会見の冒頭であえて「桜」の問題に触れなかった=12月9日
臨時国会閉会後、記者会見を終えて退出する安倍晋三首相(左)。会見の冒頭であえて「桜」の問題に触れなかった=12月9日

 令和元年が暮れようとしている。安倍晋三内閣がある種の金属疲労を感じさせる中で迎える年の瀬だ。

 政権の緩みは相当のレベルに達している。そう感じさせる問題が国会閉幕後も起きた。

『週刊文春』が和泉洋人首相補佐官と女性官僚の親密交際疑惑を報じた。公務で京都に出張した和泉氏と厚生労働省幹部が午後にデート、ほかにも逢瀬を重ねていたとされる。

 和泉氏は国土交通省出身。第2次安倍政権の発足時から首相補佐官を務め、菅義偉官房長官に近い事実上の「官邸官僚」だ。記事では和泉氏とのパイプを背景に女性幹部が幅を利かせる構図が指摘されていた。

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