イラン対立、米国の弱点は高過ぎる株価=市岡繁男
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昨年9月中旬、米国でレポ金利(短期国債を担保とする銀行間等の資金貸借取引金利)が高騰したことから米連邦準備制度理事会(FRB)はレポ市場に介入し、事実上の量的緩和政策(QE)を再開させた。米国株が高値を更新したのはこのためだ。
だが株価が上昇する一方で、全米の企業収益は2014年のピークから2割も減少している(図1)。このため、非金融企業の株価時価総額を企業収益で割った値を広義のPER(株価収益率)とみなすと、00年代初頭のITバブル崩壊直後の…
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週刊エコノミスト
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