教養・歴史アートな時間

舞台 俳優座劇場プロデュース「彼らもまた、わが息子」=濱田元子

ジョー・ケラー役の吉見一豊(左、演劇集団円)とケイト・ケラー役の山本郁子(右、文学座)
ジョー・ケラー役の吉見一豊(左、演劇集団円)とケイト・ケラー役の山本郁子(右、文学座)

過去に向き合う視点が再評価 A(アーサー)・ミラー作品を新訳で上演

 社会と人間を鋭く見据えた20世紀を代表する米劇作家、アーサー・ミラー(1915~2005年)の作品上演が国内外で相次いでいる。経済的成功とその代償を描いた「All My Sons」にいたっては昨年、ロンドンとニューヨークで上演された。

 日本では「みんな我が子」の邦題で長く知られてきたが、英、米に続く今回の俳優座劇場プロデュース公演では、水谷八也の新訳でタイトルも「彼らもまた、わが息子」として上演される。新鋭の桐山知也が演出に挑むのも話題だ。

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