教養・歴史アートな時間

映画 嘘八百 京町ロワイヤル 前作をしのぐ華麗さとスケール だまし、だまされる娯楽傑作=野島孝一

    (c)2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会
    (c)2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会

    「嘘八百」は、骨董品をめぐって、劇中の登場人物と一緒に観客もだまそうとする「コンゲーム」映画として好評だった。だが、まさか続編が作られようとは、思ってもみなかった。それは一話完結の完成度が高かったためだ。それと、「嘘八百」のテーマだった千利休の贋作(がんさく)のような素材が、そうそうどこにも転がっているとは思えなかった。だが、武正晴監督とそのチームは、古田織部の幻の茶碗(ちゃわん)という奇手を繰り出してきた。

     コンゲームの観客は、予想が外れて思いがけない展開になるほど大喜びする。映画にまんまとだまされて喜ぶのは人間だけだ。

    残り830文字(全文1094文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    11月3日号

    コロナ株高の崩壊14 金利上昇で沈むハイテク株 11月にダウ5000ドル暴落も ■神崎 修一17 リスク1 米バブル 下落局面への転換点 ■菊池 真19 リスク2 GAFA 米IT潰し ソフトバンクも試練 ■荒武 秀至20 米大統領選 勝敗予想 バイデンの「雪崩的勝利」も ■中岡 望23 失業率が示 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット