新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 小川仁志の哲学でスッキリ問題解決

/20 退職勧告を受ける上司の姿に、将来の自分の姿を重ねて不安になります

 Q 退職勧告を受ける上司の姿に、将来の自分の姿を重ねて不安になります

 A 目を遮る壁を置き、目先の目的に向かい粛々と進め

 会社で50歳以上の早期退職制度による退職勧告がありました。私はまだその年齢に達しておらず、難を逃れています。しかし、対象年齢の上司が何度も会社側からの面談に呼び出される姿を見るにつけ、いずれ自分もあんな目にあうのだと思うと不安でたまりません。しかし、すぐに転職先を見つけられる自信もありません。この先、こうした不安を抱えたまま今の職場にいるのかと思うと、それもつらいです。現状維持で働き続ける場合、何を信じればいいでしょうか。(広告代理店・46歳男性)

 早期退職の勧告を受ける中高年の人が増えています。老後の心配のない人やよほど次の仕事に備えていた人を除いては、急にそんなことを言われても困ると思います。そこで多くの人は、待遇が悪くなってもそのまま働き続けざるを得ないのです。あるいはそういう心配があっても、現状維持でいくしかないのが現実です。相談者も現状維持で働き続けることを前提にしています。

残り939文字(全文1399文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事