教養・歴史書評

アメリカ 静かに読まれる知的で鋭いトランプ政権批判=冷泉彰彦

    『ワシントン・ポスト』紙のベテラン記者でピュリツァー賞を受賞しているキャロル・レオニグ記者と、同紙のホワイトハウス首席記者のフィリップ・ラッカー氏との共著によるトランプ批判本『ブレない天才、ドナルド・J・トランプによって試されるアメリカ("A Very Stable Genius:Donald J.Trump's Testing of America")』が売れている。

     トランプ批判本としては、マイケル・ウォルフの『炎と怒り』や、ボブ・ウッドワードの『恐怖の男』など、数々ベストセラーとなっている。その多くは、大統領に近い関係者、政権内部の証言者などに取材して、新事実を明らかにする「暴露本」という体裁を取っていた。こうした一連の暴露本は、政権内部で起きたことをスキャンダラスに暴くだけで、トランプ政権の本質を評価するには至っていなかった。

    残り610文字(全文983文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    3月9日号

    最強の米国株&経済16 ダウ3万8000ドルの声も 「買い参戦」する日本の個人 ■市川 明代/白鳥 達哉18 米国株 注目の30銘柄 宇宙旅行やアフリカ版「アマゾン」 ■岡元 兵八郎21 まだある注目銘柄 身近なアップル、ディズニー 国策のテスラやネクステラ ■佐藤 一樹25 ネット証券で買う 定額 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事