新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online グラフの声を聞く

新型肺炎で国際金融危機の懸念も=市岡繁男

 今回の新型肺炎の犠牲者は世界全体で3000人未満で、今のところはその直接的な影響が軽微だ。だが中国からの製品供給と物流が遮断されたことで、世界経済が被る打撃は大きい。今後は中国からの輸入物価上昇で、長らく続いた低金利時代が終焉(しゅうえん)を迎えるパラダイムシフトも起きかねない。

 さらに中国発の金融危機が起きる可能性も考えておきたい。いま中国の民間債務比率(民間債務総額÷名目国内総生産)は209%とバブル崩壊直後の日本と同じ水準である。それだけに今後は、大手…

残り349文字(全文581文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事