週刊エコノミスト Onlineグラフの声を聞く

過去の暴落局面より大きな米株価下落=市岡繁男

 米国株が動揺している。NYダウの終値が前日比で3%以上も変動した日は今年2月24日から3月5日にかけて6回もある。2012年以降、これだけ大きく動いた日は17回しかない。そんなめったにないことが起きているのだ。これは先行きの株価急落の前兆かもしれず警戒が必要だ。

 今回の上昇相場は09年3月から10年以上が経過し、もはや相場は若くない。またバフェットレシオ(株式時価総額÷名目国内総生産)は、昨年末時点で178%と戦後最高の水準(図1)。つまり株価は…

残り341文字(全文567文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事