週刊エコノミスト Onlineグラフの声を聞く

次は中南米債務と欧州銀行危機=市岡繁男

 米サザン・メソジスト大学のラビ・バトラ教授は、1987年に出版の『1990年の大恐慌』(邦訳は頸草書房)で世界的な株価暴落を予測し、少なくとも日本株については的中した。また99年の邦訳書『大予測・世界経済』(たちばな出版)では、「賃金が生産性より低いため、生産と消費の需給バランスは借入金増加でしか維持できない。その需給ギャップが表面化すると、株価は下落し景気後退は不可避となる」と記し、それは2008年にリーマン・ショックとなって顕在化した。

 さらにその処方箋として「各国は赤字財政、通貨供給拡大で対処するが、海外マネーに依存する債務国の通貨は暴落しインフレになる」と予測した。量的緩和策で問題を先送りしても、新興国の債務危機発生でより一層、事態が悪化するというのだ。

残り232文字(全文568文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

2月7日号

賃上げサバイバル16 大企業中心の賃上げブーム 中小の7割は「予定なし」 ■村田 晋一郎19 インタビュー 後藤茂之 経済再生担当大臣 賃上げは生産性向上と一体 非正規雇用の正社員化を支援20 「賃上げ」の真実 正社員中心主義脱却へ ■水町 勇一郎22 賃上げの処方箋 「物価・賃金は上がるもの」へ意 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事