インド 税務争議の解決に奇策=成田範道
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インド政府は2月初め、国会に「直接税ヴィヴァード・セ・ヴィシュワス(争議から信頼へ)法案」という奇妙な名前の法案を提出し、短時間の審議を経て3月初めに成立させた。約48万件、総額9兆2000億ルピーに上る所得税、法人税に関する係争中税務争議の解決を促進する法律だ。
同法は、税務当局との税務争議にある企業が、今年の6月末までに当初の税請求額を支払うことに同意すれば、利息と罰金の支払いを免除した上で争議解決…
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週刊エコノミスト
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