新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワシントンDC

犬の散歩でも一定距離 コロナが変える生活=中園明彦

散歩でも「社会的距離」を取るよう呼びかけ(筆者撮影)
散歩でも「社会的距離」を取るよう呼びかけ(筆者撮影)

 ついに米国は新型コロナウイルス感染者数と死亡者数で世界最大となった。3月上旬まで感染者はわずか数十人であったが、中旬からの急増を受け、突然警戒意識に目覚め、州ごとに、非常事態宣言・外出禁止令・学校閉鎖・飲食店営業制限など、諸外国が採用していた有効手段を一気に取り入れた。

 コロナに対する各対応は実に米国らしい。

 まず、学校閉鎖。全米のかなりの学校が3月中旬より一時休校となっているが、州によっては既に今学校年度の休校を決めており、開校は夏休み明けの8月末になる。筆者が住むメリーランド州では、オンライン授業開催のため、パソコンのない高校生全員にパソコンが支給され、またワイファイ・サービスも無償提供された。更に、事情がある子供には、1日3食が用意されるなど、長期戦に備え万全の態勢を取っている。

残り995文字(全文1343文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事