影響力拡大狙う“マスク外交” 感染「第2波」の爆弾抱え=金子秀敏
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中国では墓参りの日とされる「清明節」の4月4日、新型コロナウイルスによる死者を追悼する集会が全国で行われた。北京では習近平国家主席、王岐山副主席ら共産党指導部が党中央のある中南海地区で黙とうした。全員、マスク着用なし、新型ウイルスとの戦いが終わったという演出だ。
2日後、感染による1日の死者が中国全体でゼロになったと発表され、そのまた2日後の4月8日、新型肺炎の発生地、湖北省武漢市の封鎖が解除された。
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