経済・企業学者が斬る・視点争点

働き方改革で問われる仕事の意味=石山恒貴

    (出所)Berg,J.M.,Dutton,J.E.,& Wrzensniewski,A.(2013)
    (出所)Berg,J.M.,Dutton,J.E.,& Wrzensniewski,A.(2013)"Job crafting and meaningful work," Purpose and meaning in the workplace, Washington: American Psychological Association, pp.81-104, p85, Figure4.1より筆者が抜粋して作成

     新型コロナウイルスの脅威に、私たちのあり方の根源的な見直しが迫られている。こうした時期だからこそ、働き方の本質的な意味を振り返る意義もあるのではないだろうか。また、働き方改革には本来、働くとはどういうことなのか、という根源的な問いが存在するはずだ。その問いに答えるべく、個人が自ら仕事を意味づけし、仕事を再創造する「ジョブ・クラフティング」という考え方が注目されている。

     働き方改革によって、企業の生産性を向上させることは重要だが、そもそもそれは個人の働きがいによってこそ、担保されなければならないだろう。個人にとって、働くこととは何を意味するのか。それによって、どのように自己実現を図っていくのか。そうした視点がなければ、持続的に働き方改革の成果を得ることができないだろう。

    残り2344文字(全文2683文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    11月3日号

    コロナ株高の崩壊14 金利上昇で沈むハイテク株 11月にダウ5000ドル暴落も ■神崎 修一17 リスク1 米バブル 下落局面への転換点 ■菊池 真19 リスク2 GAFA 米IT潰し ソフトバンクも試練 ■荒武 秀至20 米大統領選 勝敗予想 バイデンの「雪崩的勝利」も ■中岡 望23 失業率が示 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット