香港・民主派15人逮捕 警察が昨年のデモに報復 過激派含む新勢力の台頭も=高口康太
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香港警察は4月18日、香港民主派の著名人15人を逮捕した。いずれも「許可を得ずにデモを計画した、または参加した容疑」が問われている。2019年3月から続く逃亡犯条例改正反対デモでは、香港政府が夏以降の実施を認可しなかったため、違法な無認可デモという扱いになっていた。15人は逮捕当日に保釈され、5月から公判が始まる。
逮捕されたのは、民主党、労働党、社会民主連線、公民党の関係者や現職議員らで、民主党の重鎮で「香港民主化運動の父」と呼ばれる李柱銘・立法会(議会)元議員も含まれる。李氏は「(弁護士である自分が)ついに被告となった。若者とともに歩めることを誇りに思う」とコメントしている。また、民主派系新聞「アップルデーリー」創業者の黎智英氏も逮捕された。
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週刊エコノミスト
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