原油「マイナス」陰の主役はETF=市岡繁男
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コロナウイルス禍の影響で、米国ではこの1カ月間に石油の消費量が37%も減少し、ガソリンや航空燃料の在庫日数も過去最大となった(図1)。こうした状況を受けて、ニューヨーク商品取引所(NYMEX)のWTI原油先物5月限(ぎり)(5月22日が取引期限)は4月20日、前日比300%安のマイナス37ドルで引けた。
昨年末、同取引所の原油先物・時価総額は1316億ドルだった(図2)。それが3月末には552億ドルに目減りし、現在は200億ドル程度(6月限の価格=11ドル/バレル)まで下落。買い手は1100億ドル(12兆円)もの含み損を抱えている計算となる。
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週刊エコノミスト
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