無理筋の定年延長の舞台裏 自民党から「安倍退陣論」噴出も=高塚保
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安倍晋三政権は2012年の政権発足以降、最大とも言えるピンチに直面している。新型コロナウイルス対策への不満が底流にあり、そこに黒川弘務東京高検検事長(5月22日に辞職)を巡る一連の問題が加わり、内閣支持率は大きく下落した。
毎日新聞と社会調査研究センターが5月23日に行った世論調査で、安倍内閣の支持率は5月6日の前回調査の40%から27%に急落した。同時に不支持率は前回から19ポイントも上昇し64%に跳ね上がった。支持率低下が13ポイント減だったことと比較すると、不支持率の急増が顕著だ。自民党議員は「安倍首相がいよいよ忌避される存在になってきたのかもしれない」と語る。
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週刊エコノミスト
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