欧米諸国で高まる嫌中 「一帯一路」拡大に逆風=金子秀敏
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新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、世界保健機関(WHO)の総会が5月18日、テレビ会議形式で開かれた。発生国でありながら、いち早く流行を「抑え込んだ」と表明していた中国は習近平国家主席が演説した。
習主席は「人類の衛生健康共同体を構築しよう」と呼びかけた。最大の感染者を出した米国に代わって、中国が世界の防疫対策を指導するというメッセージだ。
具体的には「2年間に20億ドル(約2150億円)を国際支援」し、「全世界人道主義応急倉庫を中国に設立する」などと述べた。
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週刊エコノミスト
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