チーズケーキ・ファクトリー 米外食大手チェーン=岩田太郎/293
有料記事
◆The Cheesecake Factory
チーズケーキ・ファクトリーは米国の大手外食レストランチェーンで、全米で約300店舗、カナダやメキシコ、サウジアラビアなどでもライセンス契約で26店を運営している。
1940年代に現在のデイビッド・オーバートン最高経営責任者(CEO)の母親がユニークなチーズケーキのレシピを考案し、ミシガン州デトロイト市の高級レストランに卸し始めたのが始まりだ。72年には事業拠点をロサンゼルスに移転し、本格的なサービスを開始した。店舗の内装など設備投資も意欲的で、78年にデザートだけでなく、高級料理を出すレストランをロサンゼルス近郊の高級住宅街であるビバリーヒルズに開業。92年に法人化され、チェーン展開で事業を拡大した。
客単価は同業の米デニーズの10ドル(1080円)台前半と比較すると、約24ドルと高めで、「ドレスアップしたデニーズ」とも評される。メニューの品数は約250品と多く、米オンラインメディアのバズフィードが「メニューは聖書並みの分厚さだ」と、ジョークを交えて評する。ボリューム感のある料理を出すことが自慢だ。
残り2381文字(全文2862文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める