教養・歴史アートな時間

美術 オラファー・エリアソン ときに川は橋となる=石川健次

オラファー・エリアソン《あなたに今起きていること、起きたこと、これから起きること》2020年
オラファー・エリアソン《あなたに今起きていること、起きたこと、これから起きること》2020年

CO2排出抑えて運んだ作品群 「持続可能性」追究する強い思い

 会場に足を踏み入れて最初の部屋に、本展主役のアイスランド系デンマーク人アーティスト、オラファー・エリアソンの言葉が紹介されている。「サステナブル(持続可能)な方法で展覧会をつくりあげるためのパイロット・プロジェクト」が本展だ、と。その過程で直面した課題の一つが「二酸化炭素(CO2)排出量を抑制しながらベルリンから日本まで作品を運ぶにはどうすればいいか」だった。

 ベルリンを拠点に各国で個展を開催するなど国際的に活躍を続ける1967年生まれのエリアソンは、とりわけ2000年代以降、地球環境の急激で不可逆的な変化を背景に「サステナビリティを目的として意識的な活動」(本展図録)を始めた。

残り977文字(全文1301文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

2月7日号

賃上げサバイバル16 大企業中心の賃上げブーム 中小の7割は「予定なし」 ■村田 晋一郎19 インタビュー 後藤茂之 経済再生担当大臣 賃上げは生産性向上と一体 非正規雇用の正社員化を支援20 「賃上げ」の真実 正社員中心主義脱却へ ■水町 勇一郎22 賃上げの処方箋 「物価・賃金は上がるもの」へ意 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事