教養・歴史アートな時間

映画 レイニーデイ・イン・ニューヨーク かくれんぼを楽しむような偶然との戯れ方が職人芸だ=芝山幹郎

    Photography by Jessica Miglio (c)2019 Gravier Productions, Inc.
    Photography by Jessica Miglio (c)2019 Gravier Productions, Inc.

     ニューヨーク州北部の小さな大学に通う若いカップルが、マンハッタンへやってくる。ギャツビー(ティモシー・シャラメ)という青年はマンハッタンの富裕層出身だが、両親の見栄を嫌い、郊外へ移ってきた。アシュレー(エル・ファニング)という娘の父親はアリゾナの銀行家で、こちらも裕福だ。

     そんなふたりが、マンハッタンで一日を過ごすことになる。アシュレーが、著名な映画監督にインタヴューすることになったためだ。ホームタウンを案内できると張り切ったギャツビーは、ポーカーで2万ドルを稼いだ直後とあって、セントラル・パークに面した〈ピエール〉にスイートを予約する。

     インタヴューは1時間で終わる予定だ。終わったら合流していろいろと遊びまわろう、ディナーは〈ダニエル〉がいいな、などとギャツビーは提案する。

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