国際・政治東奔政走

「秋解散」がラストチャンスか “死に体”化回避に残る選択肢=人羅格

    河井克行・前法相(中央)夫妻逮捕の衝撃は大きく、安倍晋三首相には厳しい夏となる(国会内で6月17日)
    河井克行・前法相(中央)夫妻逮捕の衝撃は大きく、安倍晋三首相には厳しい夏となる(国会内で6月17日)

     通常国会が閉幕し、河井克行・前法相夫妻の逮捕劇の波紋が広がっている。求心力の低下した安倍晋三首相が、秋口の衆院解散による起死回生を探っているのではないか、との観測が政界にはくすぶっている。

    「検察も中途半端に手を打てないだろう。先がみえない」と自民閣僚経験者はこぼす。河井前法相、案里参院議員夫妻の東京地検特捜部による強制捜査は予想されていたとはいえ、やはり衝撃は大きかった。

     公職選挙法違反の容疑事実だけでも現金約2570万円を地元議員ら94人に提供したという大規模買収事件だ。舞台となった昨年の参院選広島選挙区は官邸や自民党本部の異様なまでの案里氏への肩入れから保守分裂となった。地元では「総理案件」とすら呼ばれていたという。

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