新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 東奔政走

「秋解散」がラストチャンスか “死に体”化回避に残る選択肢=人羅格

河井克行・前法相(中央)夫妻逮捕の衝撃は大きく、安倍晋三首相には厳しい夏となる(国会内で6月17日)
河井克行・前法相(中央)夫妻逮捕の衝撃は大きく、安倍晋三首相には厳しい夏となる(国会内で6月17日)

 通常国会が閉幕し、河井克行・前法相夫妻の逮捕劇の波紋が広がっている。求心力の低下した安倍晋三首相が、秋口の衆院解散による起死回生を探っているのではないか、との観測が政界にはくすぶっている。

逮捕の衝撃度

「検察も中途半端に手を打てないだろう。先がみえない」と自民閣僚経験者はこぼす。河井前法相、案里参院議員夫妻の東京地検特捜部による強制捜査は予想されていたとはいえ、やはり衝撃は大きかった。

 公職選挙法違反の容疑事実だけでも現金約2570万円を地元議員ら94人に提供したという大規模買収事件だ。舞台となった昨年の参院選広島選挙区は官邸や自民党本部の異様なまでの案里氏への肩入れから保守分裂となった。地元では「総理案件」とすら呼ばれていたという。

残り1698文字(全文2019文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事