国際・政治狂った米国、中国の暴走

米中の焦点と日本の選択 佐橋亮 「米中対立の長期化を見据えよ。経済と安全保障の“線引き”を」

    佐橋亮 東京大学東洋文化研究所准教授
    佐橋亮 東京大学東洋文化研究所准教授

     <Interview 米中の焦点と日本の選択 Part1>

     米国と同盟関係にあり、中国とも経済的結びつきが強い日本は、両国間で板挟みになりやすい。米中対立のなか日本の取るべき立ち位置について、気鋭の国際政治学者に聞いた。

    (聞き手=神崎修一/加藤結花/大堀達也・編集部)

     米中対立は「貿易戦争」「安全保障・技術」「イデオロギー」の3層構造だ。貿易戦争は再選を目指すトランプが推進。安全保障・技術は明確に米国の覇権や優位の維持を考えてきた。

     安全保障・技術で米オバマ政権は強い姿勢を取れなかったが、トランプ大統領が貿易戦争を始めたことで「中国をたたいていい」という雰囲気が出来上がった。ここで貿易戦争と安全保障・技術の二つが結びつく。つまり貿易戦争による危機意識を使い安全保障・技術のための政策や法律を成立させた。

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