ポスト東日本大震災 千年ぶりに直下型地震が頻発/11
有料記事
最近の日本各地では地震が頻発している。6月25日には千葉県沖でマグニチュード(M)6・1の地震が発生し、震度5弱を観測した。震源は2011年の東日本大震災の震源の延長部分に当たり、1987年には2人が死亡、144人が負傷したM6・7の千葉県東方沖地震も起きている。こうした地震が近年の日本列島周辺で頻発する原因が二つある。
一つ目は、東日本大震災以降に活発化した内陸地震で、平安時代の869年に起きた貞観地震から数えて約1000年ぶりに始まった「大地変動の時代」によるものだ。言わば、「ポスト東日本大震災」としての直下型地震である。
残り945文字(全文1212文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める