教養・歴史書評

日本人の行動規範はいかにして形成されたか=今谷明

     新型コロナウイルスの世界的感染状況下、日本は強制的な都市封鎖(ロックダウン)も行わなかったのに、重症者・死亡者ともに欧米諸国よりケタ違いに少なかった。その理由として、集団免疫の形成やらBCG接種の効果など、専門家から諸説出されたが、注目されたのが、集団的自粛という日本人独特の行動であり、規範のあり方であった。

     島田裕巳著『大和魂のゆくえ』(インターナショナル新書、960円)は、宗教学者としての立場から、日本人の行動規範の背後にある伝統的な考えを「大和魂」「大和心」のあり方から特徴付けようとしたもので、本書末尾にも「ウイルスに対する現代社会の対応と、人々の反応」について言及している。

    残り623文字(全文918文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    3月9日号

    最強の米国株&経済16 ダウ3万8000ドルの声も 「買い参戦」する日本の個人 ■市川 明代/白鳥 達哉18 米国株 注目の30銘柄 宇宙旅行やアフリカ版「アマゾン」 ■岡元 兵八郎21 まだある注目銘柄 身近なアップル、ディズニー 国策のテスラやネクステラ ■佐藤 一樹25 ネット証券で買う 定額 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事