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国際・政治 東奔政走

健康不安で浮上した「9月退陣」説 「安倍隠し」の裏で進むコロナ危機=平田崇浩

2週連続で慶応大病院に入る安倍晋三首相(奥)。永田町は「ポスト安倍」政局へ走り始めている(東京都新宿区で8月24日)
2週連続で慶応大病院に入る安倍晋三首相(奥)。永田町は「ポスト安倍」政局へ走り始めている(東京都新宿区で8月24日)

 健康不安は政治家にとって鬼門とされる。指導者の重責を担うにあたわずと見なされれば、途端に求心力が低下しかねないからだ。安倍晋三首相が第1次政権をわずか1年で放り出したときも、難病の潰瘍性大腸炎が悪化していたことは退任後まで秘匿された。ところが今、「首相は疲れている」との情報が政権側から積極的に発信されている。なぜだろうか。

 逆説的だが、今回は体調不良を理由に辞めるつもりはないという意思表示とも受け取れる。いくら隠そうとしてもいずれはバレるのだから、首相が休養を取りやすい雰囲気を作る狙いだろうか。

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